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2007-06

音楽の原点は

やっぱりだなああって。

いや、先日、アヴェッツァーノで知り合ったイタリア人の友達が声楽のコンサートで伴奏をするということで、ローマ"A.Gemelli"総合病院に行ってきたんです。
ローマ"A.Gemelli"はtrastevereの方面にある巨大病院。そんなところで?と思ったら、会場は完全に病院の廊下で開放されたスペースで行われる、いわゆるチャリティー慰安コンサートだったんですね。
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出演者の皆さんは全員イタリア人、歌曲もロッシーニやヴェルディやドニゼッティなどイタリアもの(とあと少しショパンの歌曲)。

声楽のコンサートなんて、ずっと行っていなかったのでこんなにまともに聴くのは久々。やっぱりイタリア人ってイタリア歌曲うまい!!(当たり前か)
なんていうか、まず母国語だから自然。これも当たり前のようなことだけど実は意外と大きなことで、音楽は言葉の響きやリズムから生まれるから、彼らにとってはポンと出したものがすぐにヴェルディとかの音楽になるんですね。これって我々アジア人にとっては永遠の課題。。うらやましい。
音楽の作りもストレートな感情表現とかドラマチックでテクニカルな面白さが完全に彼らの気質にマッチしてるし。
それからそもそもやっぱりなにかの楽器を通すという作業をとっぱらって、ストレートに表現できるっていうのがこれまたイタリア人向きで、イタリア音楽史で器楽よりも声楽が主流になっていった理由の一つなんじゃないですかねえ。

今日聴いたイタリア歌曲、例えば今僕が勉強してる曲なんかよりもやってることはものすごくシンプルに見えるんだけど(失礼しました)それがまたよくて、素直に聴き惚れてしまうんだな。

音楽の原点は、やはり抑えきれぬ感情の発露、自然界にもともと存在した音の模倣、あるいは哲学や宗教的な目的として、それらを「声に出す」ということだと思うんです。ピアノは色んなことをひとりで考えて、コントロールしてやらなきゃいけないようで、終極音楽をやるという意味ではそこに戻るのかな、とか色々考えさせられた素晴らしいコンサートでした。またこういうの聴きにきたいけど、なかなか余裕がないと違う楽器のコンサートはこれないんだよね~。

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最後のデュエット。歌は歌いながら色々できてうらやましい!ピアノは弾きながら踊れないもんな~。え?小室哲哉?
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HP更新情報

チェザーノマデルノでの演奏会レポートをUPしました。
堀内亮後援会公式ウェブサイト「Report」をご覧ください。

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by HORIUCHIRYO.com管理人

ルルマラン半日観光記

コンサートも終わり、実に晴れ晴れとした気持ちで翌朝目覚める。
最近この感覚がたまらなくて本番を頑張ってるような・・・まあそんなもんかもね。

昼は12:56エクサン・プロヴァンス発ニース行きで戻らなくてはならないということでその前にちょっと村をまわりたいため、疲れた体にむち打って早起き。ほんとは次の日の朝まで寝てたかったけどね・・
朝9:00、窓から外を見下ろすとまだちょっと薄暗いです。でも肌寒さが何ともいい感じ。よく見ると、一番右のテーブルに朝ご飯らしきものが用意されてますね・・「食べにこい」と無言の訴え。
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フランスは朝からフランスパン!昼もしょっぱい系フランスパンだし、夜も無料でフランスパンがついてきます(極端な話)。でも、これが美味いんだ・・・
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幸い滞在中は天気にも恵まれ、気温も適温で最高でした。
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村の中の様子。全体的に壁の色がパステル調でかわいい。ちなみにこの店は村唯一(?)のスーパーで名前はなぜか『PROXI(プロキシ)』・・
その名前の由来なのか、パソコン大好きっぽい店員さんも2年前と変わっておらず、ちょっとした感慨。
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慰霊碑。「1914-1918年の間に亡くなった子供たちを弔って」と書いてあります。こんな穏やかな村にも第1次世界大戦の火の手が及んでいたんですかねえ・・
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今回はあんまり時間がなかったけど、7月にも講習会のために来る予定!
Lourmarinルルマラン、マイフェイバリット村です!( ´∀`)

  ーーーーーーー小ネターーーーーーーー

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村中いたるところにある泉のひとつ。左の顔はちょいマヌケなおちょこ口で、右は右でコケ生え過ぎでゲボアってなってます。

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ご主人さまがお金をおろしている間、怪しいヤツが来ないか見張ってるワン
このおねえさんは大丈夫そうだな・・・


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あっ!怪しい中国人!

思い出の土地、ルルマラン村

6/9土曜日、翌日のコンサートのためにルルマランへ旅立ちました!
ルルマランはフランス・プロヴァンス地方の小さな村。2年前講習会とコンクールがあった縁で、今回コンサートが開けることになりました。飛行機でローマからニース、ニースからエクサン・プロヴァンスまで電車で2時間以上南下し、そこからさらに車で40分・・・相変わらず遠い。。
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写真はエクサン・プロヴァンスTGV駅。イタリアではあり得ないほど近代的な駅!奇麗だなあ・・
この日の朝は5時半起きでしたが、会場のルルマラン城についたときにはもう夕方。名前も形とかもドラクエみたいでしょ??
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乗り物の中ではほとんど寝てきたのに部屋についたらまた意識が遠のいて・・
明日にむけて疲れは残したくないので、とにかく寝ました。この日12、3時間くらい寝たんじゃないかな・・
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まあ見ての通り本当に田舎なんですが、村自体はフランス政府から奇麗な村百選に選ばれるなど実に奇麗なスポット。たくさんの自然、センスのいい飾り付けのされた小さい店々・・
また次回村の様子は紹介しますが、ルルマラン、覚えておいて損は無いです。バカンスにうってつけ。って今回は仕事だったんだっけ・・

でも、たぶんエクサンプロヴァンス駅から車なしでは、たどり着けません。

次の日。いよいよ本番なので午前中はホールで試し弾き。そこに、主催者のジャネットさんが登場。このジャネットさん、我々の間では密かに銭バアと呼んでいました。

というのも忘れもしない2年前の講習会。夜に発表会があるということで、みんな順番に会場のピアノを試し弾きしていたら、ツカツカツカと早足でジャネットさん登場しDon't touch the piano, please!!ときっつーい口調で一言。和気あいあいとしていた会場、一瞬でカキーンと凍り付きました。

その後も講習会参加者にまでコンサート会場に入る度にお金を払わせるなど数々の暴挙をやってのけた、とにかく商売第一の人、という印象だったんです。

そのこわーいおばさまがリハーサル時に現れ、戦々恐々としていたところ、
予想に反するものすごい笑顔で
「ピアノ、どう?よくなったでしょ!2000ユーロかけたのよ!」
と軽い自慢から。
「(;´∀`)は、はあ。確かに、とても弾きやすいです」と答えたものの、また
「せっかくよくしたんだからあんまり弾くな」とか言われたらどうしようと戦々恐々としていたところ
「(・∀・)どうしたの?弾いて良いのよ??」とのこと。

あーこわいこわい。

リハーサルを終えて、村に降りて昼食をとることに。
その道中、妙に派手な色の広告がはってあるなと思ったら・・
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うあうあ、俺じゃん・・ここまでしなくていいのに・・とおもっt
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うげげげげげg
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よく見たら村のいたるところに!!!
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こ、これは責任重大・・・おいしいはずの昼食もほとんど楽しめませんでした。

ともあれ、夜6時本番。ジャネット様のおかげでかなり練習できたので、全体としてはまあまあうまくいったような?
ただ、ベートーヴェンのOp.109とブラームスのOp.119はまだ納得いかない・・・テクニックの曲じゃないからどうやったらこういう曲の良さが十分に出せるか、飽きずに聴かせられるか、「らしさ」が出せるか、まだまだ研究の余地があるみたいです。
後半は去年一生懸命勉強したハンガリーもの。逆にこういう派手な方が弾きやすいんだよね。なんにしても本番は無事終了!
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明日は村の観光をちょっとしてからニースに帰ります~。

(つづく)

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