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2008-04

音楽史を肌で感じる

コンサートの翌日は、ナポリ在住のピアニスト・木下さんに在学中のナポリ音楽学校を案内して頂きました。世界最古と言われるこの学校は、音楽の源イタリアの音楽史が全てつまった図書館が有名で、僕の先生にも是非見てこいと言われていました。

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立ち並ぶ無数の文献。この中にはなんと何100年前の楽器ごとの教科書なども納められています。

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貴重なデータの永久保存のため、デジタル化も徐々にされているようです。

歴史なんてものは現代に生かす為にあるものでそれだけでは意味をなさないと思っていましたが、ここまで歴史を感じられる場所に身を置くと「自分自身がピアノを学び弾いている事」もその流れの中にあって、歴史は現代と別個のものではないし、また単なる客観的な概念でない気がしてきます。

もともと音楽学校は修道院で孤児に音楽を教えていたところから発生したということですが、それが次第に芸術の域に達するまでの経緯がこの場所を見学していると目に浮かんでくるようですね。

音楽学校をまわっているうちにローマに帰らなくてはいけない時間になってきました。残念ながらゆっくり観光はできませんでしたが、イタリアならでは!という時間を過ごせてとても楽しかったです。

ーその後の顛末。

今回のナポリでのコンサートの記事が新聞紙「ROMA」に載りました!
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記事を書いてくださったのは木下さんのフィアンセで、これまたピアニストでもあるUmbertoさん。
(T∀T)あんまり嬉しかったのでいっぱい買い込んできました。
ありがとう!木下さん&Umbertoさん!
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コンサート in ナポリ

4/2ナポリ Evangelica Luterana教会でコンサートをしてきました。
ルテラーノとはルター派、つまりプロテスタントの団体で聴きにきてくださった方もドイツ系の人が多かったような気がします。宗教改革です、宗教改革。習いましたね。懐かしいです
(;´∀`)(ほとんど覚えてないけど・・)

曲目は奇しくもドイツものががっつりと、シューベルトのD958のソナタとブラームス・パガニーニ変奏曲の第一巻が入ってました。なにしろ上背のある教会で残響がガインガインするのでブラームスもうまくごまかせました気分よく弾けました。
初弾きのシューベルトは30分以上かかる大曲なのでかなり怖かったですね・・

この忙しい現代、聴く機会が少なめなシューベルトのソナタですが、このD958はベートーヴェニズムに溢れ、意外と聴きやすく長い割に飽きのこない名曲です。特に2楽章のアダーショと4楽章のタランテラが絶品。早逝とはいえ若干30前後にしてこの世界。もはや人生の始まりやら終わりやらが見えていたとしか思えません。まだまだ勉強が必要な曲だなと感じました。
個人的にはその後の武満徹の「リタニ」とスクリャービンの5番のソナタのほうがうまくいった気がします。まあ、ともあれ無事に終わってよかった・・
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リハーサルの様子。

ところで今回はナポリのピアノ屋さんの持っている部屋に泊めて頂いたのですが、家の一室はアンティークのピアノ博物館のようになっていました。
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家具みたいなこんなのから

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こんなのまで。もしピアノがこんな状態で止まってたらブラームス・パガニーニやスクリャービンも簡単だったろうに・・

コンサートの翌日は、たまたまコンサートに聴きにきてくださった木下さんというナポリ在住のピアニストがナポリの音楽学校を案内してくれるということで、一緒に歩く事ができました。長くなりそうなのでまた次に書きます。

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