fc2ブログ

2010-07

サロンショパンコンサートin ナポリ 名曲集のおもてうら

イタリアは現在気が狂ったような暑さです。
我が家もクーラーと扇風機全稼動、猫もいよいよめんどくさそうに生活しています。

そんな中、7月3日、土曜日ナポリの郊外ポルティチというところで、サロンコンサートをしてきました。
プログラムは200周年にちなんでオールショパン!
サロンコンサートなのでやや短めでしたが、幻想曲・舟歌・ノクターンハ短調・ソナタ3番・子犬のワルツに革命のエチュード・・と、なんの名曲集だというラインナップでした。

サロンでショパン。なんて優雅な響きでしょう。
しかし、弾くほうにとっては実はこれほど大変なことはないのです・・

まず、ひとつにショパンは難しい!(もちろん曲にもよりますが笑)
聴いているほうには優雅で素敵に聴こえますが、弾いているほうは実はとんでもない労力を使っているのです。ただそれがショパンの場合表面にはあまりでてきません。
純粋な指の力、呼吸、体の支える力、そして歌心・・それらすべてがうまくいって合体しエーーーックスとなって後光がささない限り、ショパンは綺麗に弾けません。
まるで、白鳥の水面の優雅さと水中の小刻みに足を動かす労力のギャップと似ていますね。

次に、ショパンの曲は有名。変な音をいれたらたちどころにばれます。

そして、サロンコンサートという一見リラックスした会場。
その実は近すぎて常に目に入ってくる観客、布地の多さが響きを吸収して弾き手にはなかなかどうして厳しい環境なのです。

とまあ辛いことばかり書いてなんだこの情けないピアノ弾きは・・と思われるのもなんなのですが、なんとか仕事を終えてきました。

終わった時にはすでに夜の11時でしたが、次の日が日曜日ということもあって時間を忘れてパーティとなりました。ナポリ名物のモッツァレラチーズ、赤ワインなどが並びました。
→コンサート情報ページはこちら。音質よくありませんが一応動画もあります・・

ナポリで演奏会をするのは、今回が2回目。
ナポリ、というのは実に不思議な場所です。
僕はつい最近まで汚い、治安が悪いなど正直ネガティブなイメージが強かったのですが、ある日僕の先生が「ナポリという街はすべてが混ざりあっている」
とおっしゃっりました。

人の良さと人をだますずるさ。
学者のような生真面目さと適当さ。
厳格な規律とアナーキズム。
目を見張るほど綺麗な場所と目を覆いたくなるような汚い場所。
金持ちと貧困。
歴史を感じさせる建造物と超近代的なビルディング。

すべての相反するような価値観がごっちゃまぜになったようなカオティックな街、それがナポリだと。
僕も20回近くナポリという街を訪ねるうちに、その意味が少しずつわかってきたような気がしました。

今回のコンサートのあとのパーティでは聴いてくださった方々と色々な話をしました。
みなさんとても興味津々で、
「日本人はなぜヨーロッパのクラシックを勉強してるの?」とか
なかには
「音は何個くらい覚えられるの?5億個くらい?」
と突拍子のない質問を(これもまたナポリ的発想なのです!)も飛び交いましたが、みなさまとても暖かく楽しい時間を過ごせました。
s-Immagine 184
会場の様子。完全に囲まれてます。

s-Immagine 188
家の猫、エドアルド君。この暑いのにドフサですね。

実はこのポルティチという場所、かの有名なポンペイの街を沈めたヴェスーヴィオ火山が近く、一度見ていくといいと言われたので、日曜日は急遽登山の日となりました!その様子は次のエントリーで・・・
s-Immagine 225
登山なんて何年ぶりだろ?
スポンサーサイト



NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

カレンダー

06 | 2010/07 | 08
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

プロフィール

hori

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する