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2011-09

職人3度目の訪問

ピアノ弾きにとって欠かせない存在なのが、ピアノを調整する職業である調律師です。

ここ数ヶ月で家のピアノの弦も一本切れ、暑さのせいもあって壊滅的だった上音部を直してもらおうと、K氏に3回目の訪問をして頂きました。

K氏は、普段はナポリのピアノ店で働いている日本人調律師さん。彼と知り合ったのは2年前ナポリのコンクール先だったのですが、非常に柔らかい音を実現する名人で、是非ガチャガチャする家のピアノも直してもらいたいと思ったのが付き合いのきっかけです。

腕前もさることながら、その情熱・仕事っぷりといったらそんじょそこらのイタリア人では不可能なレベル。
中には1時間半ほど音程だけ調整して終わり、一週間もすればまたズレてきてしまうような仕事をする人もいるのですが、彼は黙っていると4時間でも5時間でも作業してくれ、そのあとは2、3ヶ月は音程も安定しているし切れていた弦もしっかり調整してくれます。
写真
弦の調整の様子。

写真2
枠を外し、中のハンマーを削ったりなど・・納得がいくまで黙々と作業し続ける様はまさに職人。

この方の凄いところは、一度の調律でできなかったことを次回に挑戦し、3、4回のスパンで思ったような響きに仕上げるところ。「謝礼も時間も限られているのでとりあえず音程合わせとけ」というような仕事は決してせず、ピアニストの「専属」として親身に考えてくださってるんですね。実際今回3回目の訪問では、1回目・2回目よりもさらに完成度が高いように感じました。
写真1
専用の道具の数々。どれを何に使うのかはわかりません(;´∀`)

調律したてのピアノを弾く事のなんと幸せな事か(*´∀`)
職人が作った曲を職人が調整した楽器で職人が弾きこなす。それが全てうまく行って初めてプロの仕事が成り立ちます。

つくづくピアニストにとって調律師さんは必要不可欠な存在です。
どんな仕事でもそうでしょうが、毎日使うもののメンテナンスは大事ですね!
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