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2011-11

ティボリ・エステ荘コンサート

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11月13日、ついに念願かなってティボリのエステ荘でコンサートをしてきました!

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他の日の出演者を見ると「本当に自分が出ていいのか」という感じでしたが、自分の師匠のご推薦があって運良く素晴らしい機会を得る事ができました。「急にコンサートの質が落ちた」とだけは思われたくないので、かなり気合いを入れて用意しました( ´∀`;)

もうこのブログでも何度か触れられている通り、今年2011年はF.リストの生誕200周年。
世界各地でリスト関連の音楽祭やコンサートが開かれ、ピアノ界を中心に盛り上がっています。
リストが名曲「エステ荘の噴水」のインスピレーションを受けたゆかりの地でもある、このエステ荘恒例の音楽祭も、今年はもちろんオール・リストプログラムのコンサートばかりでした。

そんな中、僕が弾いたのは巡礼の年「ヴェネツィアとナポリ」、パガニーニ大練習曲、巡礼の年「イタリア」と、これまたイタリアづくし。今年限定イタリア=リスト弁当です。

しかし、今年常に考えさせられるのがオール・リストプログラムの難しさ。

技術的には特に耐久力が必要です。しかしそんなことよりも、もっと重大な問題が。
リストの曲は、派手なものは派手なだけに終始し地味なものはその魅力が非常に伝わりにくい・・という難点があるんです。

リストの代名詞である超絶技巧、もしくは渋ーい和声ばかり続く曲、それを延々と1時間半聴かされる観客のことを考えないといけません(ここにオール・ショパンプログラムとは違う難しさがあります)
プログラムの構成を含めた「演奏者の音楽性」が求められるところだと思います。

リストは無数のピアノ曲を書いており、あまり知られていない曲が実はたくさんあります。
そしてその多種多様さといったら、シューベルトの歌曲の編曲から晩年の宗教的な曲まで、「人格がいくつあるの?」と言いたくなるくらい色々。

一方で、今回で言えば「タランテラ」や「カンパネラ」と言った、誰が聴いても派手で聴きやすい曲も多い。
それらをうまく組み合わせ、また曲の特徴をよく出して緩急をつけた演奏をしないと、聴衆にとっては「結局一時間半がなんだったのかわからないまま」終わってしまいます。

巡礼の年というシリーズは、全体的に渋めで、終曲の「ダンテを読んで」以外はほぼ知られていないのですが、いつかこのブログでも触れたように「3つのペトラルカのソネット」なども大変美しい曲です。
そして「ダンテ」の後には、疲れた聴き手の耳を癒す為にも「愛の夢」やシューベルトの「アヴェ・マリア」編曲などを弾きました。

リストでテクニックを披露したり、自分の密かに気に入っている渋い曲を渋く弾くのはいいが、それが自己満足で終わってはいけない。それが今回の一番の難しさだったと思います。果たしてどこまで実現できたか・・・?






うーん、まだまだ修行が必要な気がします( ´∀`:)






スタッフの方はリハーサルから演奏会終了まで本当に細かい所まで気を使って下さり、最後には素晴らしいポスター・パンフレットまで記念に頂いて、間違いなく一生の思い出に残る一日だったと思います。
ご来場の上熱い拍手を送って下さった方々、スタッフの皆さんに心から感謝します!
応援してくださった方々も本当にありがとうございました!


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