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2011-12

メリークリスマス

今年もクリスマスがやってきました。
キリスト教の聖地のひとつ、バチカンを中心にローマも毎年電飾やプレセピオ(イエス・キリストが馬小屋で誕生した瞬間を人形で表したディスプレイ)などでお祝いの準備をします。
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教会の前などに展示されるプレセピオ。

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集合住宅の多いローマではクリスマスが近づくと各家が電飾をしだします。
中にはエスカレートしてとんでもないことになっている家も・・


僕は無神論者でありますが、クラシック音楽を勉強している以上は否応無しにキリスト教についても勉強しなければなりません。従ってローマにいる間はその厳かな雰囲気だけでも味わい、ミサの様子などを教会やテレビで見たりし、そこからバッハやベートーヴェンやリストなど多くの偉大な作曲家の精神を感じとるようにしています。

ローマは例年に比べて何故か静かでおだやかなクリスマス。祭日が続き練習も出来ません。
大砲や爆竹の音も今年はあまり聴こえず、今は一年に起こったことをゆっくり思い出しています。
おそらく法王も言及するであろう、僕の故郷である東北を襲った悲劇「東北地方太平洋沖地震」。
遠い地から何をすることもできず、津波が人や車を飲み込んでいく映像を何度もインターネットで見ました。

人の命の重さ、それに対して失われる簡単さ。
医者でも政治家でもない自分は、音楽家として何ができるだろう。
こういう時こそ自分の思いを音楽にのせて聴かせられたらという思いが、去年までよりも一層強くなりました。

僕は個人的にはPopsもjazzもsoulも好きでよく聴きます。
日本人の心に最も自然に染み渡るのは、J-popであり、また演歌や日本の音楽であるのは確かです。

しかし、何百年も引き継がれてきたクラシック音楽には、その文化こそ違えど人類の共通の言語として心に訴えるものがあると信じています。

そのために来年もより一層腕を磨き、傷ついた心を癒せるような優しい音楽、沈み込んだ気持ちを奮い立たせるような英雄的な音楽を奏でられればいいなと思います。

みなさんに幸せな年末と新年が訪れるよう、心からお祈りします。

アヴェ・マリア(シューベルト・リスト編曲)ライブ録音2011年12月8日恩師モウケ先生のご息女の追悼コンサートにて
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サーカスがやってきた

シューマンの有名な歌曲に「流浪の民」という曲がありますが、この現代にも街から街へと渡り歩いている人々がいます。それは、サーカス団。トリッキーな動きや動物を使った芸で楽しませる集団が、わが街にもやってきました。

写真-4
ある日、突如空き地にできたテント、数々の謎の車。

実は、サーカスというものを生で見た記憶がない僕。ライオンの火の輪くぐり?ゾウの玉乗り?全部なんとなーくのイメージしか持っていませんでした。で、ふとチラシに目をやると来週の日曜日まで、とのこと。これは是非人生初のサーカスを見に行ってやろう、と思い立ったのでした。

チケットを買って入ると、予想していた通りに低いステージに向かって周りを囲むように席がある形式。
写真-5

おそらく著作権を侵害しているであろうかぶりものの人。
写真-9
実はこの人、カメラを持ったお姉さんと一緒に客席を回ってきて、わけわからないうちに一緒に写真を撮り10ユーロで押し売りするという観光地イタリアらしい方式(笑)まあ一応買ったけど・・この国のこういう精神はなんとかならんのかね( ´∀`♯)
そして、開演前にはタチの悪い酔っぱらい風の帽子をかぶった男がステージに入り込み、係の人たちに連れて行かれるというハプニングもあり、なにやら不穏な様子。


さて、肝心の内容ですが、結論から言うと素晴らしかった!
予想していた火の輪くぐりだの玉乗りだのはありませんでしたが、真っ暗な会場での蛍光フラフープの舞、3つのボールを使った軟体芸、そして圧巻は上からたらした長いリボンに絡まりながら自力だけでよじ上っていってはシュルシュルと落ちてくるもの。
写真-6
こういうのテレビでは見た事あったんですが、いざ間近で見ると、「おいおいおい大丈夫か?」と言いたくなります(笑)だって失敗したら間違いなく死ぬ高さから逆さまで降りてくるんだもん。

サーカスのもう一人の主役とも言えるのが、その芸と芸の間に出てきてネタを披露するピエロ。
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ピエロ。

みなさん、ピエロの役割とかご存知でした?
ちょっとwikipediaで調べてみたら、

クラウン自体はおどけ役だがその中でも馬鹿にされる人と言われる。つまりクラウンよりもさらに馬鹿にされる芸風(日本的な視点ではツッコミが無いボケ役)を行う。クラウンとピエロの細かい違いはメイクに涙マークが付くとピエロになる。涙のマークは馬鹿にされながら観客を笑わせているがそこには悲しみを持つという意味を表現したものであるとされる。またピエロはフランスの喜劇芝居の中に登場する事が多い。

僕は恥ずかしながらこの知識がなかったんですが、最近流行っているスベリ芸の元祖だったんですね。
音だけラジカセから流してる偽タップダンス、レッドスネークカモンの失敗ネタ、本格派歌手の物まねの最中に服の中に仕込んだネズミに邪魔されるネタ(?)などなど・・・ものすごい勢いでスベってました( ´∀`;)

それがまたしつこいくらいに出てきて。
いやーーここまで失笑されながら芸を続けるのも大変だろうな・・って正直思ってたんですけど・・


最後にハッとさせられました。。


このピエロ、最後の最後に出てきて、なにやらおもむろに机の前で顔の化粧を落としだしまして。

10秒くらい屏風のようなものに隠れたと思ったら、開演前にステージに乱入して追い出されてたタチの悪い酔っぱらいの姿で出てきたのです!


やられた~っ
あれは長ーいフリだったのか!Σ(゚д゚lll)



内心馬鹿にしてたこのピエロ君に、まさかの逆転サヨナラホームランを打たれて閉演・・・でした。

本芸にハラハラドキドキ。ピエロに失笑。デカイ動物の行進に仰天。
しかし一発で決めなければいけない緊張感や、ライブにつきもののハプニングなど、ピアニストにも共通する部分があってちょっと勉強になりながら楽しめました。
音楽じゃないエンターテインメントのライブというのもたまにはいいもんだな~。

1月21日津田ホールコンサートのお知らせ

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2012年1月21日(土)
津田ホール (千駄ヶ谷駅) でピアノ・リサイタルを開催します!
開場13時30分 開演14時
全自由席3000円

演奏予定曲目

F.リスト
「泣き・嘆き・悲しみ・おののき」の主題による変奏曲
「ゴルチャコフ即興曲」
「エステ荘の噴水」
演奏会用パラフレーズ「結婚行進曲」
巡礼の年 第2年「イタリア」

新年明けたばかりで皆様お忙しい中かと存じますが、お誘い合わせの上来場下されば幸いです。
何卒よろしくお願い致します。

予約受付
津田ホールチケットセンター 03-5355-1299
または mail@horiuchiryo.comまで。

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