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2011-12

サーカスがやってきた

シューマンの有名な歌曲に「流浪の民」という曲がありますが、この現代にも街から街へと渡り歩いている人々がいます。それは、サーカス団。トリッキーな動きや動物を使った芸で楽しませる集団が、わが街にもやってきました。

写真-4
ある日、突如空き地にできたテント、数々の謎の車。

実は、サーカスというものを生で見た記憶がない僕。ライオンの火の輪くぐり?ゾウの玉乗り?全部なんとなーくのイメージしか持っていませんでした。で、ふとチラシに目をやると来週の日曜日まで、とのこと。これは是非人生初のサーカスを見に行ってやろう、と思い立ったのでした。

チケットを買って入ると、予想していた通りに低いステージに向かって周りを囲むように席がある形式。
写真-5

おそらく著作権を侵害しているであろうかぶりものの人。
写真-9
実はこの人、カメラを持ったお姉さんと一緒に客席を回ってきて、わけわからないうちに一緒に写真を撮り10ユーロで押し売りするという観光地イタリアらしい方式(笑)まあ一応買ったけど・・この国のこういう精神はなんとかならんのかね( ´∀`♯)
そして、開演前にはタチの悪い酔っぱらい風の帽子をかぶった男がステージに入り込み、係の人たちに連れて行かれるというハプニングもあり、なにやら不穏な様子。


さて、肝心の内容ですが、結論から言うと素晴らしかった!
予想していた火の輪くぐりだの玉乗りだのはありませんでしたが、真っ暗な会場での蛍光フラフープの舞、3つのボールを使った軟体芸、そして圧巻は上からたらした長いリボンに絡まりながら自力だけでよじ上っていってはシュルシュルと落ちてくるもの。
写真-6
こういうのテレビでは見た事あったんですが、いざ間近で見ると、「おいおいおい大丈夫か?」と言いたくなります(笑)だって失敗したら間違いなく死ぬ高さから逆さまで降りてくるんだもん。

サーカスのもう一人の主役とも言えるのが、その芸と芸の間に出てきてネタを披露するピエロ。
写真-10

ピエロ。

みなさん、ピエロの役割とかご存知でした?
ちょっとwikipediaで調べてみたら、

クラウン自体はおどけ役だがその中でも馬鹿にされる人と言われる。つまりクラウンよりもさらに馬鹿にされる芸風(日本的な視点ではツッコミが無いボケ役)を行う。クラウンとピエロの細かい違いはメイクに涙マークが付くとピエロになる。涙のマークは馬鹿にされながら観客を笑わせているがそこには悲しみを持つという意味を表現したものであるとされる。またピエロはフランスの喜劇芝居の中に登場する事が多い。

僕は恥ずかしながらこの知識がなかったんですが、最近流行っているスベリ芸の元祖だったんですね。
音だけラジカセから流してる偽タップダンス、レッドスネークカモンの失敗ネタ、本格派歌手の物まねの最中に服の中に仕込んだネズミに邪魔されるネタ(?)などなど・・・ものすごい勢いでスベってました( ´∀`;)

それがまたしつこいくらいに出てきて。
いやーーここまで失笑されながら芸を続けるのも大変だろうな・・って正直思ってたんですけど・・


最後にハッとさせられました。。


このピエロ、最後の最後に出てきて、なにやらおもむろに机の前で顔の化粧を落としだしまして。

10秒くらい屏風のようなものに隠れたと思ったら、開演前にステージに乱入して追い出されてたタチの悪い酔っぱらいの姿で出てきたのです!


やられた~っ
あれは長ーいフリだったのか!Σ(゚д゚lll)



内心馬鹿にしてたこのピエロ君に、まさかの逆転サヨナラホームランを打たれて閉演・・・でした。

本芸にハラハラドキドキ。ピエロに失笑。デカイ動物の行進に仰天。
しかし一発で決めなければいけない緊張感や、ライブにつきもののハプニングなど、ピアニストにも共通する部分があってちょっと勉強になりながら楽しめました。
音楽じゃないエンターテインメントのライブというのもたまにはいいもんだな~。
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