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2024-04

今年も発表会が無事終わりました

さる9/21、保谷こもれびホール小ホールにて発表会が終了致しました。

帰国してから第4回となった今回は、前回から続けての参加の方の他に初めてご参加いただいた方が何名かいらっしゃり、小さい子から大人の方までとてもバリエーションに富んだプログラムとなりました。

本番が始まってからほぼずっと舞台裏で生徒さんの演奏を聴かせていただいていたのですが、来る日も来る日もレッスンに通い私からあーだこーだと言われても(笑)メゲずに積み重ねてこられた1年は、本当に内容の濃いものだったと心から感じました。

発表会でいつも思い出すのは去年の演奏です。人が何かを学んで成長する姿は何よりも美しく、かけがえのない宝物だと改めて感動させられました。終わってから最初のレッスンでは、やる気みなぎって新しい曲を持ってくる子、 (素晴らしい演奏だったにもかかわらず)なぜかお謝りになる方(?)様々ではありましたが、どなたも参加したことでたくさんの刺激を受け、心が次に向かっているということを感じ、大変嬉しく思いました。

また一年後に顔を合わせ、さらに成長した姿を見せてくださることをお祈り申し上げます。
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「圧」

先日、講師研究会のため久々に入間校舎に行って参りました。
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ヴァイオリンの増田加寿子先生、ソルフェージュの増崎靖子先生の講義で、ピアノとは直接関係のないものでしたが非常に興味深い内容でした。

増崎先生のフォルマシオンミュジカルに関する発表は、個人でソルフェージュも教えている私にとっても実にためになる内容で、今日早速本屋で見て参りました。内容が高度なので、また自分でもよく吟味してから実際に導入できればいいなと思っております(^^)

そして、ヴァイオリンの講義。私はピアノ以外の楽器は弾けないのですが、それだけに去年のフルート、今年のヴァイオリンとどんな講義内容なのかとても楽しみにしていました。楽器は違っても、信念、音へのこだわり、体の使い方といったものには大きな共通点があるからです。

増田先生は学生時代にダヴィトヴィチ教授という方からレッスンを受け大きな影響を受けたそうです。数多くの教えを受けたお話から、私が最も印象に残った点をここに書き残したいと思います。

まず、ダヴィトヴィチ先生は何より音を基準にして、その後でそれに必要なテクニックを教えました。自分がどんな音を欲しているか、イメージをもっているか、その想像力が足りなければ先生は様々な表現でそれを促したそうです。例えばパガニーニの「狩り」の消えていくような最後のシーンは、先生がドアからゆっくり出て行って「こういう感じだ」とおっしゃったそうです。笑ってしまいますが、リストの練習曲で感じがわかっているので「なるほどその通り!」と思ってしまいました。

私自身、自分が演奏する際も、また生徒に教える際も、なにより大事なのが「音のイメージ」であると感じます。これがあって初めて目標や練習の仕方が定まるでしょう。音の強さ、長さ、硬さなどを本当に注意深く聴く力、それはそのまま技術と直結していると思います。

もうひとつ印象に残ったのはパールマンの「1900年代のヴァイオリニストたちは今よりもそれぞれ個性的な違う音を持っていた」というインタビューです。ピアノでも同じで、テクニックやコンクール全盛の時代、正確性を求める反動で個性がなくなっていると感じます(自省の意味をこめてです)。

個性という漠然としたもの、それを決めるものはなにか・・それは「圧」にほかならない、と。「圧」とは弓を弦に当てる「圧」であり、指で弦を押さえる「圧」であり、フレーズを思う「圧」だ・・というインタビューもありました。

私も全くもってその通りだと感じました。ピアノにおいても、「打」鍵は微妙なコントロールによって多彩ではありますが、本当の意味での個性ではありません。「圧」鍵は、演奏者自身が何をイメージし、どんな思いを込めて弾いているのか・・(もちろんそれが技術的に合理的な範疇では、です。詳しい技術論はここでは省きます。)それこそがパッションであり、呼吸であり、歌であり、心を動かすものです。そして何千万人が同じ曲を弾いてきた中で、その人自身が弾く理由なのだと思います。

私が今回改めて痛感したのは、何百年も生きて来たアナログな楽器には、イメージ→思い→呼吸→圧という共通点があるということです。だからこそ、王侯貴族の時代から、デジタル社会と呼ばれる現代に至るまで愛され続けてきたのだと思います。

楽譜への書き込みのお話

こんにちは。しばらく忙しくブログもろくに手をつけておりませんでした。が・・・意外と生徒さんや保護者の方を始め色々な方が見て下さっていたりするということを聞き、何か簡単でもいいからもっと頻繁に発信しないとな、と思う次第であります。あくまで、思う次第ですが(笑)

というわけで今日は、楽譜の書き込みのお話。生徒さんが同じ曲を数ヶ月続けると、楽譜への書き込みがカラフルすぎて何だかわからなくなってしまいます。しかも、聴きながら大急ぎで書くためあまり綺麗とは言えず・・我ながら、どうしてこうなってしまうのかな〜と悩んでおりました。

そこで最近導入したのはこの矢印付箋。これがあれば、どうしても直らない音の間違いなどに注目できますね。癖が治ったら外していきます。
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それにしても、本来ズボラな私がなぜこんなに細かい指示を書くのか・・とふと考えて見ると、留学中お世話になったモウケ先生、フォシェ先生という二人のフランス人の影響が大きいのかな、という結論に達しました。フランス人は計算が好き、とよく言われますが、その緻密な計算によって一つのフレーズどころか「全ての2音間」に抑揚を書き込まれたことすらありました(笑)リズムや拍、フレーズの長さに応じた緻密な解釈は、実際に弾いてみるとなんともセンスの良い歌い方になっていて驚いたものです。

さすがにそこまでするのは神経質過ぎなような気もしますが、「音楽的に」とか「歌って」という曖昧な指示ではなかなかきちんとしたフレージングにはなりません。特に拍感に基づかない抑揚はなんとも不自然に聞こえるものです。生徒の皆さんは、細かい人だな〜と思われてるかもしれませんが、そのうちに自分のセンスとなり、歌い方に同化していってくれるといいな、と思っております。

・・・といいつつ、自分が弾くと時々変だったりしますので、録音は欠かせません。しっかり我が身をみつめ精進したいと思います(^^;)
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ラヴェルの第一人者と言われたペルルミュテールの「亡き王女のためのパヴァーヌ」の楽譜。これを見て頂ければ今回の内容がよりお判り頂けると思います。

10/24弘前リサイタル&公開レッスンのお知らせ

皆様、ご無沙汰しております。4月の弘前でのリサイタル以来、怒涛のように月日が流れてしまい気づけばもう6月。9月には武蔵野の講師演奏と門下発表会が控えており、公私ともに大忙しな夏となりそうです。そんな中、10/24(土)に弘前の石のむろじさんで演奏させていただくことになりました!むろじさんで弾かせていただくのは本当に久しぶりです。残響が多く、演奏者にとってはとても気持ちのよい会場です。

今回はショパンとリストを聴き比べて頂くコンセプトとなっております。リストは一年先輩のショパンを非常に尊敬しており、彼の多くのピアノ小品から影響を受け同じジャンルの曲を作っています。中でも有名なのはバラード2番や練習曲集でしょうが、今回は普段あまり弾かれない即興曲やポロネーズなども演奏します。

もとは同じ元素から生まれたものが、二人の偉大な作曲家が手がけるとこうも違うのか、という部分が伝わればいいなと思っております。皆様のご来場を心からお待ちしております!
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チケット取り扱いは、さくらミュージック(さくら野百貨店 弘前店 3F)、佐々木商店(0175-75-2039)、夏葉音楽事務所( 070-5575-7740)
お問い合わせは夏葉音楽事務所 (070-5575-7740) natsuha.musicoffice@gmail.com まで。

また、翌日10/25(日)には同会場で公開レッスンも致しますので、興味ある方おられましたら是非ご参加下さい!
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↑こちらは、クリックして大きな画像をプリントアウトして申し込んで頂いても結構です。


レッスン規約をホームページに掲載致しました

春の日差しが暖かくなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

年度が切り替わるに当たって、埼玉県新座市(最寄駅:ひばりヶ丘)の自宅レッスン規約をホームページの方にまとめました。→こちらです

そろそろ小さいお子様に習わせてみようかな・・という方。また、昔やっていたピアノをもう一度弾き直してみようかな・・という方。どなたも大歓迎です(^^)

コンクールでバリバリ活躍して音高・音大を目指す!と気合の入っている方から、落ち着いてゆっくりピアノを楽しみたい方まで、現在も幅広く指導させて頂いております。

とかく競争競争になりがちなお子様のピアノ界ですが、一生ピアノを好きでいてほしいというのが私の全ての根底にある考えです。やみくもに技術から鍛えるのでなく、全ての生徒さんに音楽を思い歌って弾くことを徹底し、自分なりの表現ができる喜びを体験して頂くよう指導しております。もちろん基礎的な力をつけるための訓練に関しても、長年の研究を基にした指導は多くの方からご好評頂いております。

また、ご趣味で再開された方には、指の動かし方や良い姿勢など、綺麗な音の出し方から丁寧に指導させて頂きます。ピアノという楽器の奥深さを知ることができた、ピアノが生活習慣のひとつになったとのお声を頂いております。

年に一度の発表会では、ご希望の方全員が集まって日頃の成果を発揮されます。演奏をお互いに聴き、音楽を愛する友人として楽しいひとときを過ごして頂きたいという気持ちから、昼食会を兼ねたリハーサルも去年より始めました。

是非この機会にピアノをお始めになってみてはいかがでしょうか?体験レッスンも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください→メールアドレス

堀内亮の詳しいプロフィールなどは、こちらからご覧ください。

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愛猫のうにとまぐろもお待ちしております



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